物価目標1%

14日の金融政策決定会合後、日銀総裁は
「当面、(消費者物価の上昇率で)1%程度の物価安定が見通せるまで強力な金融緩和を推進していく」
と発言し、長期国債の買い入れ枠を従来の9兆円から19兆円に10兆円引き上げる追加緩和策も併せて発表した。

為替市場は40銭程度円安に振れ、株式市場は50円程度上昇し、反応した。

FRBのQE3は6000億ドル、ECBのQE1 第2弾は5000億ユーロ(ともに市場予想)とも言われる中、10兆円の緩和では通貨量から見て、明らかに分が悪い。

先日の安住財相の介入取りやめ水準(78.20円)発言で78円超が重くなっている状況では、CPI目標1%は大きな前進と言えるが、10兆円では大きな効果は期待できない。

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